上部文章

　かかりつけ歯科医が決まっていることにより、残存する歯の数が明らかに違うことがわかっています。生涯にわたり歯科疾患の発生と重症化を防ぎ、超高齢化社会の在宅診療まで対応する地域完結型医療推進を行うため、平成28年度の保険改定から新設されたのが「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」です。

　これまで虫歯や歯周病を予防するだけの治療には健康保険だと大きな制約がありました。しかし「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」であればこういった予防や再発防止の治療が、保険で月1回まで行うことができます。また訪問歯科診療もスムーズに対応することができます。

　厚生労働省によりきめられた基準をすべて満たさなければなりません。主な基準はおよそ次の通りで、

当医院ではこれらをすべて満たしています。
１．歯科医師、衛生士の人数基準を満たしている。
２．医療安全、医療事故、緊急時対応、感染対策、高齢者や要介護者に対する対応など定められた研修を受

　　講した歯科医師がいる。
３．治療中に飛散する感染性物質を吸引する設備（口腔外バキューム）がある。
４．血圧計、AED、パルスオキシメーター、救急蘇生セット、酸素供給器などを整備しており救急体制、医

　　療安全対策がとられている。
５．緊急時などに他の医療機関との連携も取れる体制である。
６．治療機材の消毒と患者さんごとの交換など感染対策が徹底している。
７．定期的な予防治療、補綴物の維持管理、フッ素塗布、感染予防、訪問歯科診療などの実績がある。

８．訪問歯科治療を行う歯科医師がおり医療機関、介護関係者と連携が取れている。
９．歯科校医に就任していることや介護認定審査会委員の経験があることや介護保険での実績があることな

　　ど複数項目。