院長ブログ

  • 表紙  > 
  • 院長ブログ
 
フォーム
 
雨、雨、在宅極まれり。
2020-08-05
 在宅の日々が続き移動も病院周辺に限られていましたが、こんなに雨が降ってばかりですので今は「室内」に追いやられてしまってます。どうせなら雨ネタで。
 大学浪人中初めて聞いた小椋佳は「六月の雨」でした。当時は陰気な「四畳半フォーク」全盛でした。しかしジーパンを一切はかない荒井由美の出現は音楽の風潮をデイライトに変えてしまい、彼女が作った「雨のステイション」(写真)や「冷たい雨」を聞くにつけ、『こりゃ負けたわ』と実感しつつ大学受験とともに勉強にいそしんだ四畳半に別れを告げました。
 大学に入ると硬式野球部に入りましたが、蜜より甘い勧誘文句とは裏腹で大学の体育会系では最も過酷な練習の部活でした。昔から雨降りを願ったことなんかなかったのに毎日雨が降ることをひたすら念じてました。しかしそこは大学最強の運動部ですので、暗くなれば見えなくなったボールに白い石灰をまぶしてノックし、真っ暗になってもみんなのバイクのエンジンをかけてグランドをライトで照らし、雨が降っても野球部の寮の食堂で筋トレを通常の時間までやるってんだから(ふんとにムッチャきついわ)。結局、1年生の時は夏の大会終了まで一日も休まず練習しました。
 学生時代は、繁華街にあった『バッファロー』というライブハウス的居酒屋で松山千春の『雨上がりの街』をよく弾き語りしてました(写真)。それと小林麻美の「雨音はショパンの調べ」は聞いてましたが、オリジナルは世界的にヒットしたガゼボの「ILike Chopin」です。ただよく見ると原題には雨ってワードは入ってませんけど。
 さて開業してからの大きな出来事と言えば、昨年の今頃診療中に雷雨のあった日のことでした。光と雷鳴がほぼ同時でしたのですぐ近くで発生してんだろうなと思ってたらどんどん大きくなり、ついに強烈な一発が来たと思ったら病院全体が停電しました。周辺のお店もそうでしたのでかなり強い雷だったのでしょう。幸いブレーカーを上げたら復旧しましたのでほっと一安心。しかし、直後に顎全体のレントゲン撮影装置を使おうと思ったら全く動かず、「マジか!雷…??」と焦ってすぐメーカーさんに来てもらったところ、修理不能でした…。10台以上あるパソコン(写真)には落雷を遮断する装置が取り付けてましたがまさかレントゲンがやられるとは。やむなく新品の装置を入れましたが、ご想像していただけるように医療機器は大変高額ですのでこの時はかなり落ち込みました。
 最近ではコロナ対策として窓を開けて換気をまめにしていますが、雨に降られると窓を閉めざるを得ずエアコンに頼りがちです。換気扇は回っていますが換気が気になります。
 とにかく早くブァーッと熱風が吹きこみ、冷たいビールがおいしい、晩になっても暑い日々にならないかと切に希望する「ILike 暑晩(ショバン) 」な毎日です。
 
歯科医師の使命㊱
2020-07-09
 6月27日(土)と28日(日)は九州福岡市で開催された、日本補綴歯科学会学術大会に出席しました。
 福岡はとても遠く、土曜日なので病院は休診にし、仙台空港から飛行機で行ってきました。ただし九州地方は豪雨続きで天気は荒れて、新型コロナも第2波が懸念される状況でしたのでとても不安でした……と言いたいところですが、今回はまさに『利元の照れ湧く』でした。えーと英語では『リモートのテレワーク』とも言います。つまり学会はWEB上での開催でした(写真1)。学会の参加を事前登録してパスワードをもらいパソコンのZOOMという会議ソフトにて学会の発表や講演、セミナーなどをPC上で見ると言う形式です(写真2)。この形式は話には聞いてましたけど、体験するのは初めてでした。勉強する内容は同じといえば同じですが、緊張感や臨場感はありませんが、画面が目前ですので人の頭で遮られることなく、遠くで細かい字が見えないってこともなく筆記するのもとても楽でした。ただ質問はその場ではできませんので、一方通行のままディスカッションは見られず迫力は乏しい限りですね。
 今回のテーマは「食力向上による健康寿命の延伸 補綴歯科の意義」です。特に高齢者の場合、歯科補綴(失った歯を入れる)学と言うジャンルは最も関わりの深い領域です。人間の寿命はもちろん健康寿命をどう伸ばすか、どれだけ豊かな老後をおくれるか、フレイル(要介護の一歩手前)に進まないようにできるか、要介護になっても生活の質を下げないようにできるかと言うことに、大きく関わっています。また、現在通院していただいている患者さんが要介護となって、在宅療養となっても「あとは知りませんよ」と言うわけにはいきません。往診と言う形に変えて歯科治療、補綴治療を続けてゆくことが大事になってきます。
 これまでの学会と言えばインプラントやPCを駆使した最新のサイエンティフィックな内容が大半でしたが、超高齢化社会となり高齢者の補綴や在宅診療に対する議論もかなりの割合を占めるようになってきました。これからももっともっと内容が多岐にわたってくると思います。
 さてこの学会は全国の歯科大学にある補綴歯科学の講座が持ち回りで主管し毎年1回開催されます。今回は九州歯科大学でしたので開催は九州福岡だったわけです。ですから学会のたびに旅行気分でご当所めぐりができますので、さすがに今回は残念といえば残念でした。ただ九州まで行ったのは大学病院に勤務していた時の学会が最初で最後、開業してからは神戸が最遠方ですね。当然ご当地名物を食べてお土産も買ってくるというのが当時からのお決まりでした。福岡に行ったときは期待した「ちゃんぽん麺」は大したことはなかったのですが、お土産に買った「辛子明太子」の破壊力にドギモを抜かれ、独身でしたので毎日「辛子明太子どんぶり」だったことを覚えています。
 さすがにいくらリモートと言ってもまさかPCの画面に辛子明太子の動画が流れて、パブロフの犬みたいに唾液が出てきたらその勢いでご飯を食べるっていうわけにはいきませんよねえ…。
 
夕陽のガマン
2020-06-09
  最近は日が長いので診療終了後に車で近くの内沼に行ってみました。外出はとにかく人のいないところを選んで出かけます。車が止められる畔を見つけましたが、魚釣りに来ているらしい車一台あるだけでとにかく広い自然を堪能しました。写真1はその時の沈む夕陽です。前にも書きましたが朝日より夕陽が数倍好きですね。やっぱり時間的にこれからお酒を飲む的な期待が大きいからでしょうか。
  この写真の太陽は周りがだいぶお日様感いっぱいですが、日食の時だけに見える太陽の周りのガスの層が『コロナ』と言われています。『コロナ』ってラテン語で『王冠』を意味するようですが、太陽のガスの層が同心円状に王冠のように見えるからのようです。そして今回のウィルスもその表面にある突起が王冠のように見えるからその名がついてるらしいですが、こんな偉そうな名前ではなくもっと凶悪さを思わせるような言い方はなかったんでしょうかねえ。今回の騒動でイメージが大分変ってしまいました。いまファンヒーターのメーカーやたまに飲むメキシコのビール、トヨタの車など『コロナ』と名前がついてるために甚大な風評被害が起きている商品がいっぱいあっていい迷惑だとおもいます。
  しかし王冠といえば一般的な言い方は『クラウン』でしょうね。この日家に帰ってきてから思いつきで『ミルククラウン』の撮影にチャレンジしました。しょう油皿に牛乳をためて上から牛乳を一滴垂らして撮影したのが写真2です。もちろん超高速カメラではなくただのスマホのカメラですから連続撮影を繰り返し、4回目でやっとそれらしきミルククラウンが撮影できました。
  それと我々の歯科治療ではムシ歯になると最終的にかぶせたりしますが(写真3)、そのかぶせ物は専門用語で『クラウン』、日本語では『冠』と言います。でも表面は何の突起物もないツルツルなんですがね。今までこの呼び名で不都合を感じたことはありませんが、いつの世も物に例えて名前を付けるときは誤解や矛盾を生まないようにしたいですね。
   夕陽も沈んだ今夜は茶色のビンの『王冠』を抜き、人と会わないガマンの憂さを晴らしたのでした。
 
自粛解除なれど
2020-05-29
 緊急事態宣言が全国的に解除されました。
 そうはいっても自宅にこもる習慣はすでに板につき、在宅の日々は変わりません。ただ運動不足も心配ですから、家の中の片付けもあらかた終わりましたし最近は家(病院)の周りに出ることにしてます。それで先日の夕方には普段あまり歩かない近所からわが病院を見て来ました(写真1)。近くの小高い丘から眺めるとうちの病院はこんな風に見えます。この広い空間にポツンと建っていますので、コロナにはなんとか来ないでもらいたいなと思います。写真2はその散歩から帰って病院前で撮影した病院東側の風景です。西側の天気はいいのですが東の空は黒く重い雲で覆われ、『夏が近いとこんなんだよなぁ。早く夏来ねえかなあ』と思いつつ写真を撮りました。それから家の周りを歩きゴミを拾いながら病院の入り口前に来ると、その壁の上になんとツバメの巣ができつつありビックリです(写真3)。宮城県ではツバメの巣が家にできるのは縁起が良いことだという話も聞きますが、病院玄関の真上ですのでフン対策もどうしたものかと複雑な気持ちでした。しかしよく見ると巣の出来具合からしてどうも『空き家』のような感じです。とにかく益鳥ですから様子を見たいと思います。
 最近読んだ気管食道科専門医、西山耕一郎先生の『肺炎がいやならのどを鍛えなさい』という本の中で「嚥下(飲み込む)」という字は、口へんに燕と書きますが、中国での漢字の語源はツバメの親鳥が雛に餌を与えるとき、雛は大きく口を開けて餌を一気飲みするからというところにあるそうです。さらに英語では飲み込むことを「swallow」といいますがツバメのことも「swallow」といいますがこれは偶然らしいです。
 それとツバメネタが出てくるといつも思い出す童話が、オスカー・ワイルドの「幸福な王子」です。子供の頃はこんな悲しい話は子どもが読む話じゃないと思ってましたが、今ではこの王子とツバメのようにはなれませんが気持ちだけは目標にしたいと思いますね。ツバメといえばもちろんプロ野球のヤクルト・スワローズ。6月19日からプロ野球も開幕することになりました。ここまで長かったため今ではヤクルトの嶋捕手もキャンプでの骨折が回復したようです。選手の準備はもちろん感染予防体制を整えうまく開幕できるといいですね。
 
 
A列車で行こう
2020-05-06
 自宅から不急不要の外出をしなくなってもう1か月以上過ぎました。緊急事態宣言が出る前から病院隣りの自宅と診療室を行ったり来たりの毎日です。歯医者の同級生から、『家の片づけもほとんどするところが無くなった。』と言うメールを見るにつけ、似たようなもんだなと。 自分も家の中にある使えそうで使わないモノの断捨離を決行。だいぶすっきりした反面『こんなのがあったんだ!』的な有効利用できる代物も発見。再び脚光を浴びせてます。
 今の時代音楽を聴くといえば、スマホから耳に入れたうどん(ワイヤレスヘッドホンのこと)で聞くのが一般的です。自分が今でも得意がってワイヤ―ドのヘッドホンで聞いているアイポッドなんてのは、もう化石なんですねえ。そもそもアイポッドと言うデバイスも販売終了で中古でさえ手に入らない時代です。それなのになんと先日は12~3年以上前に使ってた『システムコンポ』がダンボールの中から出土しました(写真1)。このシスコン、使えるメディアはDVDとCD(今じゃ大化石)と一時きらめいたMD(おー懐かしいー!)とカセットテープ(すでに死語)です。そしてAM、FMラジオも聞けます。おまけに今の人たちには理解できない『AUX』端子があるので、コードさえあれば得意のアイポッドも聞けます。しかもレコードプレーヤーでさえつなげば聞けます。アイホン万能の今にして、なんという神!ということで先週あたりから食事をするテーブル脇にこの神様は鎮座しております。 当然夕食はこの神様が奏でる旋律を聞きながらと言うことになります。午後の診療が終わってお酒を飲みながら聞き始める音楽となると、ちょっとノリの良いテンションが高くなるような曲から入ります。
 先週のとある日の夕食時の流れは……
最近購入したデュークエリントン・オーケストラのアルバムからテーマ曲ともいえる『A列車で行こう』で始まりました。大学生の時初めて買ったジャズのLPレコードがデュークエリントンとジョンコルトレーンの共演アルバムでした。下調べも基礎知識もなくなんとなく買った割にはすごいアルバムを買ったもんだと後で驚きましたね。腹も満たされ酒もいい感じになると、ビッグバンドからトリオになります。ガチですが一番好きなのはオスカーピーターソン・トリオなのでかつて格安で買ったCDセットを延々と聞きました。その後酔いもまわり『あー、一生に一度でいいから本場のニューオリンズとかで生のジャズ聞いてみてぇなあ…。』と現実逃避、外出自粛からの脱出願望に浸りました。やがてレッドガーランド・トリオやチャーリーパーカー2世のソニースティットに移ると、願望は雑誌に載ってたポリネシア(写真2)に扇動され『ポリネシアの無人島にゃコロナなんて無いんだろうなあ…。』と。この時の写真はクック諸島のアイツタキでしたが、昔からタヒチのランギロアとともに、『ここにも一生に一度でいいから行ってみてぇーなー。』とも。でもクックにせよタヒチにせよ、その昔こんな絶海の島々にどうやってたどり着いたんでしょうね。マオリの皆さんすごすぎです。今だってアイツタキには直行便なんて無いし、どうやって行けばいいのでしょう…?
 そうだ、A列車で行こう!!
<<まさと歯科医院>> 〒989-4521 宮城県栗原市瀬峰下田198-1 TEL:0228-38-2266 FAX:0228-38-2266